WIRED BRAINS.INC

MESSAGE

私たちのオフィスは、静かな住宅街にある
築46年のアパートの一階にあります。
隣には代々この地を守る大家さんが住んでおり、
ご近所さんも皆さん顔なじみで、
会えば「おはよう」「こんにちは」と挨拶を交わし、
時には立ち止まって世間話をしています。 
 
オフィスからこの光景を眺めていると、
私たちも地域の一部でありそこに暮らす人々と
共同体であることを改めて実感します。  
最近、モノが売れない、広告が効かないという言葉をよく耳にします。
これは時代のせいなのでしょうか?
商品・サービスが悪いからでしょうか?
広告のデザインが良くないからなのでしょうか?
もちろん複合的な問題であることは認識していますし、
それに対する、新しいマーケティング、プロモーション手法は日々進化しています。 
 
しかし、オフィスから見える地域の日常を見ていると本質的なことが抜け落ちているのではないかと気付かされます。
 
人と人とをつなぐことが私たちの仕事であるならば、やはり、答えは日常にあり、目の前にいる生活者一人一人が持っているのだと思います。  
また、昨今、SNSやブログなど生活者自らが情報を発信できる場が急増したことで生活者は企業から一方的に発信される広告や情報よりも、第三者が発信する情報を信用するようになりました。
 
生活者一人一人がメディアを持ち、個々の個性を主張する今、本来、地域を支え、地域を牽引する企業が、こういった情報コミュニティにおいて地域から取り残されているような気がしてなりません。
 
私たちは、その原因の一つは企業が発信する情報の質、コミュニケーションの仕方にあるのではないかと思っています。
 
では、企業は自社の個性をどう伝え、どう共感を得ていくのか。
 
まず伝えるべきことは、表面的な見せ方ではなく、企業や経営者が持つ本質的な想い、ビジョン。そして、それによって地域にもたらされる価値。
私たちがご提案するのは、そんなシンプルで純粋な経営者の想い、企業理念から発するブレのないブランドストーリーの構築と発信。 
自社の想いを伝え、企業と企業を取り巻くステークホルダーとの間に”共通の価値”を見出し、競争ではなく共創の仕組みを作ることで双方向の関係性を築いていく。 
 
言わずもがな、日本は少子高齢化にともない、人口は減少していきます。2050年には一億人を下回り、2060年には8,000万人代となる予測もでています。それにともない、おのずとマーケットは縮小していきます。
だからこそ、マクロ的思考ではなく、私たちのオフィスから見えるような身近な生活圏の中で、ご近所に愛され、ごくごく身近な人が応援してくれる企業がこれからの日本を牽引していくのだと思います。そして、私たちは、そんな地域を想い、地域に愛される企業づくりのお手伝いを全力でしていきたいと思っています。
 
また、私たち自身もそんな企業でありたいと思っています。
 
そして、その総和が地域の豊かさにつながり、そこに暮らす人々がふるさとに誇りを持つようになることを心から願っています。
静かな住宅街の一角から、そんな想いを抱いて福島、地方だからできることを着実にやっていきます。

WIRED BRAINS.Inc 代表取締役 曽我 亨和

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